[BT][AuraCast] メモ:AuraCast対応製品を一通り眺めてみた
https://mekiku.com/view.php?a=93
上記に付随するメモが増えたので、別ページとしてまとめた。
こちらも走り書き的なメモなので整形などは考えていない。
# STの評価ボード
AuraCastについて、技術的なところを知りたい場合、とりあえずこの記事が分かりやすい。
Auracastとは?基本から応用までを技術目線で完全ガイド | 株式会社ムセンコネクト
https://www.musen-connect.co.jp/blog/course/trial-production/behind-the-scenes-of-auracast/
この記事に掲載されている STMicroelectronics の STM32WBA は、技適取得済みで送信と受信のサンプルコードも提供されているようなので、自分でなんとかする気があれば色々できる。Cortex-M33にBT5.3積んでZigbeeやMatterなども対応するマルチ無線評価ボードなのでそれなりの値段にはなるが。
ちなみにディスプレイなしの NUCLEO-WBA52CG はDigikeyで1万円強(+消費税)。
NUCLEO-WBA52CG STMicroelectronics | 開発ボード、キット、プログラマ | DigiKey
https://www.digikey.jp/ja/products/detail/stmicroelectronics/NUCLEO-WBA52CG/18102548
ディスプレイつきの STM32WBA55G-DK1 は13,500円強(+消費税)。
STM32WBA55G-DK1 STMicroelectronics | 開発ボード、キット、プログラマ | DigiKey
https://www.digikey.jp/ja/products/detail/stmicroelectronics/STM32WBA55G-DK1/22311145
# 無線出力
多くの機器は +10dBm となっているものの、一部(AuraGate)に +20dBm という値が書いてある。
実はBluetooth LE(AuraCastのベースとなる技術)の最大出力は、Bluetoothのバージョンが5になる時に +20dBm に引き上げられた模様。
Bluetooth5の補遺|Wireless・のおと|サイレックス・テクノロジー株式会社
https://www.silex.jp/library/blog/20170228-1
> LE の最大送信出力が 従来の +10dBm(10mW) から Classic Class A 同等の +20dBm(100mW) に引き上げられました(Vol.6 Part.A 3)。
ただ、実際は各国の規制が優先されるため、+20dBmが使えるとは限らない。
- 米国 : +20dBm使えるらしい
- EU : 規制の解釈により+10dBm説と+20dBm説があり、機材により違う模様(下記URL参照)
- 日本 : 技適により+10dBmに規制されているため+20dBmは使用不可能
Boosting Bluetooth Range: Understanding TX Power Regulations in the EU & US | Dewine Labs
https://dewinelabs.com/boosting-bluetooth-range-understanding-tx-power-regulations-in-the-eu-us/
現行規定活用版 2.4GHz帯無線LAN等の欧米基準試験データ活用ガイドライン(令和5年6月30日)
https://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/equ/tech/faq/050630.pdf
◀(前記事)[BT][AuraCast] メモ:AuraCast対応製品を一通り眺めてみた
▶(次記事)[mail] DMARCレポートの読み方
(一覧)[2.技術情報 (tech)]