2021年10月にWindows11が公開されました。こちらでも入れてみたのですが、かなり危険な設定があることがわかりました。しかもデフォルトで有効です。
(※実害があるかは未確認ですが、問題が生じた場合の影響が大きいので警告します)
設定から「アプリ」→「アプリと機能」と進み、「その他の設定」を選択すると、広がった領域に「アプリをアーカイブする」という項目があります。これを選ぶと、次の画面に移ります。
この設定は、初期状態ではオンになっていますが、mekikuを使うのであれば、オフにすることを強く推奨します。
説明を読む限り、頻繁に使わないアプリケーションは自動的にネットの向こう側に転送され、PC本体からは削除されると考えられます。再度使う時は、ネットから呼び出して復元されるのでデータの損失はない、というのがマイクロソフトの言い分です。
mekikuは、その性質上、毎日使うアプリケーションではありません。このためアーカイブされる可能性があります。使う時にネットから呼び出すといわれても、多くのパソコン要約筆記者は要約筆記現場でPCをインターネットには接続していないので、復元できずに「mekikuが起動できない」という結果になると推測されます。
ですので、mekikuを使うのであれば、この設定はオフにしておくべきと考えます。ご注意ください。
(2025年5月28日追記)
久々にこの件について検索してみたところ、こんな記事がありました。
How to Enable Archive Apps on Windows 11? - DEV Community
https://dev.to/winsides/how-to-enable-archive-apps-on-windows-11-3nk4
The important thing is that this setting is applicable only for Microsoft Store Applications.
If you have an application installed outside ( .exe installations ) the Microsoft Store, then this option will be ineffective for those applications.
つまり、アーカイブされるのは「Microsoft Storeのアプリ」だけだと。たしかにアプリはアーカイブするがデータは残るとあるので、ストア外のアプリケーションのようにデータの配置場所が様々すぎるものへの適用は困難だろうとは思います。
そうであれば現状のmekikuは大丈夫ということになります。
ただ、あいにくこの機能については検索しても公式情報が出てこないので、一応「ネット上の第三者情報にはこういうのがあるので、そこまで神経質にならなくてもいいかも」ということで。
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