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Thunderbird 52.4でメーリングリスト返信時の挙動を直す

最終更新:2017年10月25日

Thunderbird(サンダーバード)は、様々なパソコン用OSで使える高機能なメールソフトで、使っている人も多いでしょう。

しかし、Thunderbirdは2017年4月のバージョン52.0で動作の一部を変更しました。それは「メーリングリストのメールに返信すると、宛先が元のメールの送信主になる」というものです(技術的な言葉を使うと、Reply-Toヘッダ指定を無視するようになりました)。

(参考)
http://torikagotonari.hatenablog.com/entry/2017/04/10/233042#%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%BF%94%E4%BF%A1%E6%99%82%E3%81%AB%E6%B3%A8%E6%84%8F

これはどうやら「今まで規格に合っていなかったので直した」らしいのですが、メーリングリストは「集団内全体でのやりとり」に使う以上、返信が全体に届かないのは困ってしまいます。52.0が公開されて以来、多数の不満が出ていました(私も出しました)。

さて、2017年10月に公開されたバージョン52.4では、この変更に対して「設定を変えれば元の動作に戻る」機能が追加されました。しかし、この操作は、こういうことに慣れた人以外には分かりづらいものです。

そこで、ここで手順を説明します。
あらかじめ、Thunderbirdを起動しておいてください。

(1)オプションを開く

Thunderbird上で、キーボードの「ALT」キーを押します。するとウインドウ上部にメニューが表示されます。その状態で「ツール」を選択し、出てくるメニュー項目から「オプション」を選びます。

画像 tb_ml_01m.png


(2)「設定エディター」を開く

オプションウインドウで、まず一番上の列から「詳細」を選択し、次にすぐ下の段にある「一般」を選択、最後に右下にある「設定エディター」ボタンをクリックします。

画像 tb_ml_02m.png


すると、警告ウインドウが出てきますが、ここでは設定を変えようとしているので「危険性を承知の上で使用する」の部分(実はボタン)をクリックします。

画像 tb_ml_03m.png


(3)「設定エディタ」で当該項目を選択

設定エディタ(別ウインドウ)の上の欄に「mail.override_list_reply_to」を貼り付けます(手で入力すると間違えやすいので、ここからコピーして貼り付けることをお薦めします)。

画像 tb_ml_04m.png


(4)当該項目を変更

前項目でキーワードを貼り付けると、当該項目だけが残ります。この項目を右クリックして、出てくるメニューで「切り替え」を選択します。

画像 tb_ml_05m.png


当該項目の「値」列が「false」になればOKです。

画像 tb_ml_06m.png


この設定で出したウインドウを全部消せば、終わりです。

この状態では、メーリングリストのメールに返信すると、メーリングリストのアドレス宛に送るようになります。


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